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2006年2月11日 (土)

ケヤキ

阿伊です。

武蔵野の木といえば、すぐにも欅を思い出します。

手を上げる事を「挙手」と言いますが「欅」という文字はまさに手を大きく上に伸ばしたときの様に しなやかでまっすぐな枝が天に向かって伸びています。その姿はまさに雄大と言得るでしょう。春には煙る様に燃え出した新芽はとても美しく、夏にいくにしたがってうっそうとした大樹に変貌します。その緑はさわやかで、緑陰のやさしさが心にしみます。そして秋、色づいた紅葉にも美しさと風情があります。

そして冬。「我、ここにあり」と言わんばかりの圧倒的な存在感で、その姿を再びあらわします。

繰り返しますが、春の木の芽時、夏の緑、秋の紅葉、そして冬の裸木と季節の移り変わり、自然の営み、生命の息吹きといったものを感じさせてくれます。

ケヤキは姿形だけではなく、その材質も優れていて、建築や家具、器具の材料としても重要なもののひとつです。玄関の框や座卓 大黒柱などで見かけることも多いいと思います。江戸時代には橋や船の材料として使われたところから、水にも強いことが窺えます。

ケヤキ材で作った弓のこと槻弓(つきゆみ)といいます。槻はケヤキの古い呼称で 梓弓や真弓にも負けない性能を持っていたそうです。大都会江戸に大量の材木を供給する為に 武蔵野に沢山のケヤキが植えられたのも なるほどうなずけます。

こうしてみると ケヤキというのはいいところだらけで 欠点がないように思えますが、実は春から夏にかけて大量の樹液を降らせます。ケヤキ並木の下に数時間車を止めておくと ボディがベトベトになった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないかと思います。そういった意味ではあまり庭木むきではないのかなと言う気はします。

Kyk051228_0322 平成17年12月28日 冬の日の午後、少し逆光ぎみで撮りました。

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